連載中【ナースでいこう!】
2019年〜2020年
ドジだけど明るく熱意ある新人看護師サクラ、まじめで優しい主任看護師スミレ、部下思いの師長ユリ、患者さん思いがゆえにサクラに厳しい先輩看護師ミント。個性豊かな看護師が、楽しく看護を教えてくれています。
イラスト担当 なかもとゆき

【まんがでわかるはじめての看取りケア】
2018年4月号〜2020年3月号
これは、新人看護師ゆきが、看取りケアを通して成長していく連載まんがです。ストーリーはすべて、名前や病名、設定などは変更していますが、看護師として後閑愛実が実際に体験したことがもとになっています。死生観は人によって違うから、医学的に正しいことが、終末期の患者さんにとって望ましくないということも少なくありません。その都度ベターを考えること! だからこのまんがでお伝えすることが、すべての患者さんに適応するものではありませんが、あなたが看護する上での参考になれば幸いです。雑誌「月刊ナーシング」で連載。
イラスト担当 なかもとゆき
最終話【これが私の看取りの着地点】
2020年3月号(2020年2月20日発売)
ナミコが亡くなった。メグはナミコがいた部屋の前で手を合わせていた。メグの行動を不思議に思ったユキ。メグに質問をすると「たとえどんな最期であっても感謝で見送るようにしている」と答えるメグ。ユキもその思いに共感するのだった。
第23話【人生をどう締めくくるか考える】
2020年2月号(2020年1月20日発売)
弱ってきたナミコを心配する息子。メグはナミコの人生をどう締めくくるかを考えるために、息子に最期に向けての準備をお願いする。
第22話【最後まで希望が持てる関わりを】
2020年1月号
「患者さんの気持ちなんて全然わかってなかった…」と落ち込む、元看護師のがん患者。ユキはどうしたら「希望」を持ってもらえるのか考えるのだった。
第21話【誤解されている鎮静】
2019年12月号
眠らせて欲しいという患者と、鎮静は余命を縮めるからいやだという家族。医師のセイヤは、楽に過ごす方法を提案するが…
第20話【死の予測は難しい】
2019年11月号
気づいたときには亡くなっていた患者。どうしてもっと早く気づいてあげられなかったのかと後悔するユキだが、老衰では死期の予測が難しいことを医師のセイヤが教えてくれる。
第19話【緩和ケアってどんなもの?】
2019年10月号
緩和ケア病棟に見学にきたユキ。緩和ケア医のマコト先生が緩和ケアについて教えてくれることに。
第18話【家族に責任を負わせない。】
2019年9月号
入院中の太先生の代わりにセイヤ先生が病棟を見てくれるようになる。入院中のNGチューブで7年延命、寝たきり、意思疎通できない患者。痰が多くていつも苦しそうな患者の家族が延命をやめたいと言ってきた。それい対して主治医のセイヤ先生は…
第17話【薬選びに重要な看護師の観察情報】
2019年8月号
太先生は助かって、HCUに入院中。そんな中、ほかの病院からがん末期の患者さんが入院してきた。疼痛コントロールができていない。困っていたユキに、薬剤師のサトシが薬の使い方を教えてくれる。
第16話【目の前で突然人が倒れたら…】
2019年7月号
太先生がナースステーションで倒れてしまう。必死に蘇生するナースたち。いつどこで誰に救命処置は必要になるかわからないからこそ、普段から対応できるようにしておく必要がある。
第15話【不思議な「なかなおり」現象と後悔】
2019年6月号
CVだったのがST介入後食べられるようになるも、けいれんを起こして亡くなってしまった患者。家族との絆によりおきた中治り現象だったのかもしれない。最期まで口から食べる幸せを
第14話【チームで関わり、いのちは続く】
2019年5月号
生きているときと同じように、亡くなったミヨさんに接するユキとメグ。リハビリを担当していた理学療法士の働きに感謝するメグは、チームの関わりをユキに教えてくれる。
第13話【日常を積極的に守っていく】
2019年4月号
介護職のトシオが、患者のミヨさんがなんかおかしいと言ってきた。介護職の専門性は、日常を見ていること。全体から評価することをメグはユキに教えてくれる。

第12話【教えることが最大の学び】
2019年3月号
実習に来た学生の対応に、困惑するユキとイライラするミチコ。そんな2人に教えることが最高の学びだと、メグは教えてくれる。

第11話【目標は穏やかな最期】
2019年2月号
ユキとミチコが付き添ってまさじさんが一時帰宅した3日後
奥さんがまさじさんを自宅で看取ることを決めた矢先、病院でまさじさんは亡くなりました。
もっと早く帰してあげていればと後悔する奥さん。
自分の選択を信じても、信頼に足る人の選択を信じても、結果は誰にもわからないものです。
悔いがない選択をすることも大事ですが、最終的に「穏やかな最期」に着地できるようにしていくことは、もっと大事です。

第10話【最期まで幸せ感じることを支える】
2019年1月号
ユキとミチコが付き添って、まさじさんは一時帰宅することになりました。自宅では、愛犬のポチと近所の人が出迎えてくれます。まさじさんの幸せそうな顔を見て、ミチコの目にも涙が.......

第9話【不安を和らげ望みを叶えるために】
2018年12月号
夫を家に連れていきたいという奥さんの願いを叶えたいというユキ。無理だと反対するミチコ。またしても対立してしまう2人の看護師だったが…

第8話【どうしてわかってくれないの!?対立する2人の看護師】
2018年11月号
ユキは患者さんが最期まで穏やかにすごしてほしいと思う。しかし同期のミチコは延命を優先する。ミチコと対立するユキ。倫理的ジレンマとは?

第7話【愛があれば大丈夫!】
2018年10月号
看護師は、人生の生死に伴う一大事を支える尊く重大な職業です。だからこそ、あなたが看護師を続けていれば、後悔する出来事に立ち会うこともあるでしょう。後悔があるからこそ、「愛」を持って続けていくことで、きっとわかることがあります。そのツラさを知っているあなただからこそ、救える人がたくさんいるはずです。

第6話【ついにイトさんが亡くなる!そのとき看護師がすべきことは…】
2018年9月号

第5話【みんな悩む「食べられなくなったときどうするか】
2018年8月号
食べられなくなった時どうするかのポイント!
1.1人で決めない、1回で決めない、決定者に責任を背負わせない
2.いのち全体のバランスを考えつつ、弱いところの負担を減らす
3.終末期は、積極的な行動の連続

第4話【患者さんの気持ちにどう対応するか?(死の受容過程)】
2018年7月号
エリザベス・キューブラー=ロスは、死にゆく人がどんな感情を抱くのだろうかという研究をした結果、死に至る段階として「否認」「怒り」「取り引き」「抑うつ」「受容」を挙げています。

第3話【看取りとは、予期した死を見送ること】
2018年6月号
その死の成り立ちを、できるだけ穏やかに、安らかなものにすること。そのために、「ちょっとだけ先回り」して説明し、お膳立てをすること。すると、本人もご家族も「死」と向き合うことができるようになります。「ベストを尽くせた」「いい人生の締めくくりができた」「こういう風に死ねたらいいね」と思える「納得した」「満足した」「安心した」、そんないのちの最期の時間を過ごせれば、死に対するイメージも変わってくるのではないでしょうか。

第2話【患者さんが亡くなりそう!どうしたらいいの!?】
2018年5月号
「この人なら信用できる」という安心感がもてる人というのは、否定せずに自分のことを「わかってくれる人」ではないでしょうか。「わかってくれる人」がいると、私たちは嬉しく思います。「わかってくれる人」になるためには、相手の思いを聴くことが必要で、その方法には「反復」「沈黙」「問いかけ」の3つの方法があります。

第1話【「死」の悲しみの奥には、幸せが隠されている!?】
2018年4月号
それまでの関係性があるから悲しめるのです。「死」は確かに悲しいけれど、別れを悲しめる関係性が築けたという「幸せ」や「愛」が隠されています。人生で、一番ツラくて、一番人の力を必要として、一番輝く最期… そのかけがえのない時間に携われる看護師は、尊い職業だと思っています。私が看護師を続ける理由は、本人や家族にとってかげがえのない時間を、より豊かに生ききるお手伝いがしたいからです。
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